用語集
年金の種類
確定給付企業年金 | 私的年金。福利厚生の一環で、会社が従業員と給付の内容を約束し、将来の退職時または高齢期において、従業員がその予定に基づいた給付を受ける(=受け取る)ことができる企業年金制度。 |
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企業型確定拠出年金 | 私的年金。会社(福利厚生の一環)または個人(任意)が拠出した掛金を、加入者が自らの判断で運用し、運用結果に基づいて老後に給付を受けることができる年金制度。 |
個人型確定拠出年金 (iDeCo) |
私的年金。加入は任意で、加入の申込、掛金の拠出、掛金の運用の全てを自ら行い、運用結果に基づいて老後に給付を受けることができる年金制度。 |
老齢基礎年金 | 公的年金。20歳から60歳になるまでの加入期間などに応じて年金額が計算され、原則、65歳から受け取ることができます。60歳から65歳までの間に受給開始時期を繰上げる制度(年金は減額)や、66歳から75歳までの間に受給開始時期を繰下げる制度(年金は増額)があります。 |
老齢厚生年金 | 公的年金。厚生年金保険に加入していた時の報酬額や、加入期間などに応じて年金額が計算され、原則、65歳から受け取ることができます。老齢厚生年金にも、老齢基礎年金と同様に繰上げ受給や繰下げ受給の制度があります。 |
給付
積立額 | 給与などに基づき計算される個人ごとの毎月の積立て額(正式には標準給与)。当基金に加入している事業所の場合、事業所(会社)が積立額の全額を負担しています。 |
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積立累計額 | 上記毎月の積立額と毎月付与される利息のこれまでの累計合算額(正式には仮想個人勘定残高)。いわゆる退職金。 |
年金 | 決められた年数(終身年金は一生涯)に分割して支払われる退職金。 |
一時金 | 一括で支払われる退職金。 |
保証期間 | 年金の受け取り開始以降、年金を受け取る権利が保証される期間。保証期間中は、年金から一時金への変更が可能で、受給者が亡くなられた場合、遺族給付金が支給されます。 |
繰下げ | 年金の支給(=受け取り)開始時期を遅らせること。遅らせた期間に応じて利息が付与される。 |
ポータビリティ制度
移換 | ポータビリティ制度を利用し、退職金の「加入期間」と「金額」を転職先などへ持ち運び、通算・合算すること。 |
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受換 | ポータビリティ制度を利用し、退職金の「加入期間」と「金額」を転職元などから持ち運び、通算・合算すること。 |
運営管理機関 | 確定拠出年金の運営・管理を行う金融機関などのこと。運用方法の選定・掲示などの運用関連業務や、加入者に関する情報の記録・保存などの記録関連業務を行います。 |
運用
運用受託機関 | 契約に基づき、資産運用を行う信託銀行、投資顧問会社または生命保険会社のこと。運用受託機関は、契約した企業年金基金に対して受託者責任を負います。 |
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リスクとリターン | リターンは資産運用を行うことで得られる収益のことで、リスクはリターンが不確実である(予測できない)ことの度合い(振れ幅)を指します。 |
政策的資産構成割合 (政策アセットミックス) |
中長期で維持すべき基本的な企業年金基金全体としての資産配分のこと。所定の資産・負債の特性や課せられた制約のもとで、運用目標を達成するために、企業年金が運用の基本方針を資産配分という形式で具現化したものです。 |
ベンチマーク | 運用結果を測定する際に基準となる指標のことで、一般的に市場指数をベンチマークに用いる場合が多いです。例えば、国内株式の場合、TOPIXなどの市場指数が用いられます。 |